明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

セルジュ・ダネー『Microfilms』

「あなたはこれこれについてどう思いますか」と尋ねてくる人たちとは違って、ダネーはインタビューでまず自分から話しはじめ、そのうちにこちらが、彼のいったことに対してなにか答えないではいられないようにもっていくのです。

ジャック・リヴェット


このたび、セルジュ・ダネーが 1985 年から 1990 年の間に「フランス・キュルチュール」でおこなった対談をおさめた CD 6枚パック『Microfilms』が、L'Institut national de l'audiovisuel (フランス国立視聴覚研究所)によって発売された。全部で7時間あまりに及ぶその対談の相手は、Claude Dityvon、ジェーン・バーキン、アラン・カヴァリエ、ジャック・ドゥミ、マルグリッド・デュラス、 Humbert Balsan、ジャン=クロード・ビエット、オリヴィエ・アサイヤス、ファン・デル・コイケン、エリック・ロメールと、多彩で魅力的な顔ぶれがならんでいる。是非聞いてみたいものだ。