明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

新作DVD〜『伝説の映画監督 ハワード・ホークス傑作選 DVD-BOX1』『沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇』<ほか

『伝説の映画監督 ハワード・ホークス傑作選 DVD-BOX1』『特急二十世紀』
『今日限りの命』『エア・フォース』を収録)


『不滅の映画監督 ジョン・フォード傑作選 DVD-BOX3』

『四人の息子』『三悪人』


フリードリッヒ・F・ムルナウ『吸血鬼ノスフェラトゥ 《IVC BEST SELECTION》』


大島渚『絞死刑』


ライナー・ウェルナー・ファスビンダー『四季を売る男』『聖なるパン助に注意』


クロード・シャブロル『沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇』『主婦マリーがしたこと』


セルジオ・マルチーノ『影なき淫獣 完全版 -デジタル・リマスター版-』


ジャッロ映画の傑作の一つだとわたしは思っているけれど、趣味のいい人は見ないほうがいいでしょう。


加藤泰『怪談 お岩の亡霊』

石井輝男『徳川女刑罰史』『明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史』『徳川女系図』

鈴木則文『エロ将軍と二十一人の愛妾』『徳川セックス禁止令 色情大名』


『エロ将軍と二十一人の愛妾』は、鈴木則文版『影武者』とでも言うべき怪傑作。最初に見たのがトリミングされ、しかもフランス語に吹き替えられているというとんでもないヴァージョンだったが、ちゃんとした形で再見したものはそれ以上の怪作だった。池玲子杉本美樹の女番長コンビを時代劇の中で見るのも新鮮。なぜか田中小実昌も出ている。