明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


このサイトはPC用に最適化されています。スマホでご覧の場合は、記事の末尾から下にメニューが表示されます。


---
神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

---

評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

マルカム・ラウリー『火山の下』

マルカム・ラウリー『火山の下』(EXLIBRIS CLASSICS) (単行本) マルカム・ラウリーの『火山の下で』が新訳でひさびさに登場する。わたしが学生の頃にはすでに絶版になっていた本だ。なぜ今頃という気もするが、まあとにかく、出してくれてありがたい。おおむ…

ロシアの影〜アンチ・ソヴィエト・プロパガンダ映画覚書

アメリカでは、ロシア革命直後のサイレント映画の時代から、多くの反共映画が作られてきた。それは、第二次大戦中の一時期をのぞいて、戦後の冷戦の時代までずっと続いてゆく。つぶさにリストアップしてゆけば、その数は大変なものになるだろう( このページ…

『シネマ21 青山真治映画論+α集成2001-2010』ほか

おりしも『アキレスと亀』の公開中ということもあって、Web 版「Liberation」の映画欄は、いま北野武一色だ。 さて、最近出た映画の本の中で、気になったものを紹介しておく。本屋に行っても映画コーナーにはあまりいかないし、ネットでもしばらく調べていな…

新作DVD〜『カール・Th・ドライヤー コレクション 奇跡 (御言葉) 』ほか

DVD

エルマンノ・オルミ『ポー川のひかり』 『若き日のリンカーン』のヘンリー・フォンダは、馬車でやってきた入植者の家族がもっていた法律書に魅せられ、法律を学び始める。一方『リバティ・バランスを射った男』で、同じように馬車で町にやってきたジミー・ス…

『百舌谷さん逆上する』『嘘喰い』ほか

どうでもいい情報の続き。 最近読んでいるマンガ。すでにどこかで名前を挙げたタイトルはのぞく。 『百舌谷さん逆上する』 「ツンデレ」について知りたければ、読むといいマンガ。あるいは、これを読むと「ツンデレ」が何だかわからなくなるマンガ。「ツンデ…

Practice Makes Perfect Spanish Verb Tenses

なんか急に、どうでもいいことが書きたくなったので……。 『Practice Makes Perfect Spanish Verb Tenses』 スペイン語はいつも動詞活用とボキャブラリーで挫折してしまう。まずは動詞活用だということで、その養成ギブス的なものとして購入したのがこの本。…