明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。





























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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

MacBook を使ってみる(その1)


気がつけばもう1月も終わりに近づいている。今月はまだたった3回しか更新していない。すでに書いたように、パソコンを買い替えたので、使える環境にするための調整に追われ、なかなかブログまで手が回らなかったからだ。それにしても3回しか更新していなかったとは。


さて、MacBook が届いてすでに2週間あまりがたった。そろそろ使ってみての感想をまとめてみようと思う。

うちに届けられてきた MacBook をはじめて見たとき、まずその箱の小ささに驚いた。パソコン歴は長いのだが、新しい機種に次々と買い替えるのが面倒で、ぎりぎりまで使い倒してきたので、これまでパソコン本体は2台だけ。しかも、どちらもデスクトップ型だった。箱がばかでかくて後で処理に困ったものだ。ノートブック型を買うのは今回の MacBook がはじめてである。箱も小さかったが、中身はもっと小さい(あたりまえだが)。「かわいい」という言葉がつい口をついて出てくる。しかし、実際に手にしてみると、見た目にくらべてずっしりと重い。わたしのように、最初からデスクトップ・パソコン代わりに使う予定の人はいいが、外に持ち出してノートパソコンとして活用しようと思っている人はちょっと考えた方がいいかもしれない。

さっそく電源コードをつないで動かしてみる。MacBook 本体の側面にある電源アダプタを差し込むソケットの部分(MagSafe ポートという)が強力な磁石になっていて、電源コードを近づけると自動的にかちっとはまるようになっている。誤ってコードを引っ掛けてしまったときは、コードが自然と外れて MacBook が落下するのを防ぐような設計になっているとのことだが、この磁石は結構強力で、外すときに一苦労するぐらいである。足で引っ掛けたぐらいで自然と外れるのかどうかちょっと疑問だ。

電源さえつなげば、すぐにもほとんどのことができるようになるところが、あいかわらず Mac のいいところである。取扱説明書も iPod にはいっていた説明書とおなじミニミニサイズのもので、こちらもかわいらしい。必要最小限の説明だけが書いてあり、詳しいことは、MacBook のヘルプ画面を参照せよとのこと。MacBook に限らず、最近はこんなふうに電子マニュアルにすべてを任せるという流れになっているようだ。コストもかからないだろうし、理解できないことではないが、少し不親切な気もする。わたしのように Mac 歴が長いものはいいが、Windows から乗り換えてきた人たちは、この説明書だけではちょっと途方に暮れてしまう場面も出てくるかもしれない(第一、画面が映らなければ、ヘルプも見られない)。iPod 人気に始まり、IntelMac への移行、BootCamp によるデュアルブート環境の達成という流れを受けて、Windows から乗り換えてくる人たちも少なくないわけだから、その辺のターゲットをもう少し意識してもよかったのではないかと思う。


一通り基本的な操作を試してみたあと、ネットにつなぐより先に、外付けディスプレイを使っていわゆるリッドクローズドモードができるかどうかを確かめてみた。リッドクローズドモードというのは、MacBook を閉じた状態で、外付けディスプレイと外付けキーボードだけを使って Mac を操作するやり方のことである。いわば MacBook をデスクトップ機代わりに使うのである。わたしは最初からこの方法で MacBook を使うつもりだったので、真っ先に確かめてみたかったのだ。
それなら MacMini でいいではないかという話だが、いまのところ Core2Duo 搭載の MacMini はまだ発売されていない。かといって MacPro では少々オーバースペックである。部屋が狭いので、モニター一体型の iMac では置き場に困る。というわけで、MacBook をデスクトップ機代わりに使うというのは苦肉の策だった。

最初はうまくいかなかったが、リッドクローズドモードは慣れれば簡単である。わたしが使っているモニターは、ずいぶん前にこのブログでも紹介した ナナオの FlexScan S1910-R だ(このモニター自体は現在手に入りづらくなっているようだ。興味がある人は後続機を探したほうがいいかもしれない)。このモニターには入力系統がアナログとデジタルの二つある。両方の入力に別々のパソコンをつないで、ボタン一つで画面を切り替えることも可能だ。アナログ入力に、いままで使っていた PowerMac G4 (AGP) をつなぎ、デジタル入力に MacBook をつないで、二つを切り替えて使うというのがわたしのもくろみだった。

PowerMac G4 はいままでデジタル入力につないで使っていたのだが、それをまずアナログ入力に差し替えた(PowerMac G4 にはディスプレイ用にアナログとデジタルの二つの出力が最初からサポートされている)。さて、ここからだ。AppleBTO で注文するときについでに購入しておいた ディスプレイ用の Mini DVI-DVIアダプタを MacBook につなぎ、そこに S1910-R のデジタル入力につないだ DVI コードを接続する。しかしコードを接続しただけでは、外付けディスプレイの画面は暗いままだ(少し焦る)。外付けディスプレイには MacBook の信号をまったく認識していないらしい(ちなみに、S1910-R は一方の入力に信号がなにもきていないと、もう一方の入力に自動的に切り替わってしまう。自動で切り替わらないようにできる設定はどうも装備されていないようだ。いろいろ試しているときに、入力が勝手に切り替わってしまうのには結構頭を悩まされた)。


リッドクローズドモードにするには、まず環境設定のディスプレイを開いて適切に設定してやる必要がある。設定によって拡張デスクトップとして使うか、デュアルディスプレイとして使うか、どちらかを選択することが可能だ。MacBook のディスプレイ画面と同じものが外部デスクトップに映し出されるようになれば、リッドクローズドモードの準備はほぼ完了である(この段階では、MacBook のディスプレイのほうに見えているフォルダなどは、外部ディスプレイではまだ見えない。外部ディスプレイには、デスクトップの背景と環境設定だけが見えている)。この状態のまま MacBook を閉じると Mac がスリープし、外部ディスプレイも真っ暗でなにも映らなくなる。そこで外付けキーボードかマウスのボタンを押してスリープを解除してやると、外部ディスプレイだけに画面が映し出されるようになる(MacBook のディスプレイのほうにはなにも映っていないはずである。もし映っているとしたら、ディスプレイの設定が間違っていることが考えられる)。

ちなみに、Boot Camp を使って Windows マシンとして使っているときでも、リッドクローズドモードでパソコンを操作できる。実をいうと、これが最後までうまくいかず苦労した点だった。これについても、Boot Camp について書くときにまた触れることにする。


ほとんどこの状態のまま使い続けているが、非常に快適である。ただし、MacBook を縦置き状態で使うときには少し注意が必要だ。MacBookPowerMac G4 にもたせかけるようにして縦置きにし、MacBook と G4 を同時に起動して、モニターのスイッチで画面を切り替えながら使っていたのだが、あるとき急に G4 の画面がおかしくなった。画面に縦縞が入り、全体がくすんだような色になり、マウスを動かすとポインタの動きにつれて色がにじむような具合になったのだ。いろいろやってみたがうまくいかない。別のボリュームから起動したり、CDからも起動してみたが同じだった。ウィルスが原因か。それともビデオカードがいかれてしまったのかもしれない。そう推測し、いよいよこのマシンも寿命かと思い、まだとりあえず動いているうちに大事なデータをすべてバックアップした。それから、マシンをスリープさせてしばらく時間を置いてからスリープを解除すると、嘘のようにもとの状態に戻っていた。

原因はよくわからないが、思うに、MacBook の磁場が悪影響を与えたのではないかとわたしはにらんでいる。さっきも書いたが、MacBook は電源の部分が磁石になっているだけでなく、ノートのふたを閉じるときも磁石でぴたりと合わさるようになっている。この磁石が G4 に少なからぬ影響を与えたのではないか。そう思ってマニュアルをよく読んでみると、最後のほうのところに、

MagSafe 電源ポートには磁石が含まれており、磁石によってクレジットカード、iPod、およびその他のデバイス上のデータが消去される恐れがあります。データを保護するために、磁気に影響を受けるこれらのものや装置などを、このポートの 25mm (1インチ)以内には近づけないでください。

と書いてあるではないか。こういう大事なことは、普通マニュアルの最初のところにイラストなどをつけて大げさに書いておくべきだろう。このへんが Apple のカッコつけ過ぎなところで、大事なことを忘れているような気がしないでもない。

G4 がおかしくなった原因が、磁場の影響にあると確定したわけではないが、安全に縦置き状態で使うには、念のために専用のスタンドを用いたほうがいいだろう。ノートブックにはつきものの熱対策にもなる。

わたしが見つけたなかでは、次のようなものが市販されていた。少々高いのがネックだが、なかなかスマートなデザインである。もちろん、工作好きの人なら自作することも可能だろう。


BALMUDA Floater T2 (バルミューダデザイン)





(つづく)