明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

新作DVD〜ジャン・ルーシュ『人間ピラミッド』、溝口健二『雪夫人絵図』など


DIGA がときどき EPG を取得できなくなる謎が解けた。どうやらハードディスクのメモリーがいっぱいいっぱいになっていたためらしい。映画はそんなにたまっていないのだが、NHK の語学番組すべて、美術関係、科学関係の番組、世界遺産などなど、ありとある番組を撮りためているので、使えるメモリーが残り少なくなり、EPG 用のメモリーが圧迫されてしまっていたらしい。

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8月後半の新作DVDの紹介。結構大きな動きがあります。

ジャン・ルーシュ『人間ピラミッド』
ルーシュのDVDがついに出てしまった。『パリところどころ』に収められた短編「北駅」をのぞくと、これが日本では初ソフト化のはず(ジャン・ルーシュを知らない人は、わたしのホームページに簡単な紹介がありますので、参考にしてください。そこでも紹介していますが、フランスでは『人間ピラミッド』を含むルーシュの諸作品を集めたDVD作品集が出ています)。

アンソニー・マン『神の小さな土地』
タバコ・ロード』の作家アースキン・コールドウェルが南部を描いた小説 "God's Little Acre" をアンソニー・マンが映画化した文芸作品。失敗作と考えられているが、マンはこの作品がお気に入りだったという。前々から気になっていた作品で、北米版を買おうかとも思っていたのだが、まさかこんなものまで出るようになるとは思わなかった。

神の小さな土地

『雪夫人絵図』
溝口はこれからどんどん出るみたいです。

『アレクサンドル・ソクーロフ DVD-BOX』
『孤独な声』『日陽はしづかに発酵し』『ファザー、サン』を収録

増村保造がやっとDVDで発売。この三本は全部必見だけれど、『セックス・チェック 第二の性』は特にユニークな作品なのでお見逃しのないように。
『黒の試走車』

『清作の妻』

『セックス・チェック 第二の性』