明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

新作DVD〜『アレクセイ・ゲルマン DVD-BOX』『原発切抜帖』ほか


久しぶりに日本版の新作 DVD を紹介しておく。しばらく調べていないうちにけっこういろいろ出ている。

『アレクセイ・ゲルマン DVD-BOX』


『道中の点検』『戦争のない20日間』『わが友イワン・ラプシン』そして『フルスタリョフ、車を!』の4タイトルが収録される模様。

ゲルマンの映画は映画館でしか見たことがないので、DVD で見たらはたしてどれほど印象が変わるのか。正直、不安ではある。「テレビに通る映画と、通らない映画がある」とダネーがどこかでいっていたが、『フルスタリョフ、車を!』の禍々しいパワーは小さなテレビ画面に収まるものだろうか。ともあれ、まだ見ていない人は絶対に見てほしい。


『ロシアン・クラシックス DVD-BOX』


「アエリータ」1924年 原作:アレクセイ・トルストイ
「宇宙飛行」1935年
「母」1926年 原作:マクシム・ゴーリキー
「大地」1930年
「アジアの嵐」 原作:イワン・ノヴォクショーノフ1928年
「人生案内」1931年
「サーカス」1936年

以上を収録。『人生案内』って実は見ていなかったりする。


『セルゲイ・エイゼンシュテインDVD-BOX』


戦艦ポチョムキン
ストライキ
『十月』
『全線~古きものと新しきもの~』
アレクサンドル・ネフスキー
『イワン雷帝
『メキシコ万歳』

『全線』だけ DVD を持ってないのでばら売りを希望。


『ジョセフ・ロージー BOX J・ロージー×D・ボガード×中田秀夫《初回生産限定》』


『召使』『銃殺』『できごと』のほかに、『リング』の中田秀夫監督による幻のドキュメンタリー『ジョセフ・
ロージー四つの名を持つ男』(初ソフト化)が特別収録される模様。


あんまりぱっとしないラインナップだが、どんどん続きが出ると思うので今後に期待しよう。


クロード・シャブロル『引き裂かれた女』


まだ見てないんです。もうすぐ見られます。


『アンジェイ・ワイダ DVD-BOX II: 夜の終わりに/約束の土地/大理石の男』


『カール・Th・ドライヤー コレクション/ クリティカル・エディション ミカエル』


なんでしょうか。ホモ映画ですね。


ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』『不安が不安』『シナのルーレット』『悪魔のやから』


ペドロ・コスタ『何も変えてはならない』


ジョン・カーペンター『ザ・シンガー』


日本でも根強い人気のカーペンターだが、唯一なかなか見れなかった作品がこれ。字幕無しの海外版なら持ってるんだが、さてどうしたものか。


ブライアン・デ・パルマ『愛のメモリー』


ヴィスコンティ『山猫』


評判のいいリマスター版。


ジョン・ギラーミン『かもめの城』


町山智浩の『トラウマ映画館』で取りあげられていた作品ですね。


ラース・フォン・トリア『アンチクライスト』『イディオッツ』


カンヌでは自らイディオッツを実践してましたね。


アピチャポン・ウィラセタクン『ブンミおじさんの森 スペシャル・エディション』


中島貞夫『にっぽん’69 セックス猟奇地帯』『セックスドキュメント 性倒錯の世界』『驚異のドキュメント 日本浴場物語』


『にっぽん’69 セックス猟奇地帯』しか見てない。意外とまともなドキュメンタリーだったと記憶してるのだが、『驚異のドキュメント 日本浴場物語』とか、タイトルを見るかぎりキワモノ映画にしか思えない。

土本典昭『原発切抜帖』



ついでにこれも。

蓮實重彦×青山真治×黒沢清『映画長話 (真夜中BOOKS) [単行本(ソフトカバー)]


『メカスの難民日記』