明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。


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神戸映画資料館「連続講座 20世紀傑作映画再(発)見」第15回
国辱映画『チート』とサイレント時代の知られざるデミル
詳細はここで。

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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

新作DVD〜『男の敵』『Devil's Doorway』ほか

DVD

Twitter が話題になったころにアカウントを取って、実験的に一回だけブログから飛ばしてみたんですが、結局、そのままなにもせずに何ヶ月かほったらかしにしていました。数ヶ月ぶりに Twitter のホームページに行ってみると、なにもツィートしていないのにな…

ルクレシア・マルテルのことなど

京都駅ビルシネマで「ラテンビート映画祭2010」というのが開催されている。新作についてはほとんど見ていないのでわからないが、旧作のくくりで上映されるルクレシア・マルテルの『沼地という名の町』(2001) は、アルゼンチンでプール付の邸宅に住んでいるあ…

韓国映画を見る1

『映画史』のゴダールは、日本には個々の映画作家はいても、日本映画というものは存在しないという意味のことを言って物議を醸した。ゴダールのファンでさえ、それは言い過ぎだろと思ったものだが、韓国映画史を30年代から振り返ってみるうちに浮かんでく…

新作DVD〜『メトロポリス 完全復元版』『海の沈黙』ほか

DVD

タランティーノが審査員長をつとめたヴェネチア映画祭の金獅子賞はソフィア・コッポラの『Somewhere(原題)』でした。ちょうど同じ頃、クロード・シャブロルが80才で亡くなりました。死因は不明。『石の微笑』など、最近になっても非常にレベルの高い作品…

トラブル・エブリデイ

Mac

秘密にしていたが、実は、最近、パソコン周りで事件が続発している。なぜか次々とすべてが故障していくのだ。すべての問題を解決するために、数ヶ月のあいだに結構な金と労力を使ってしまった。だれかの役に立つかもしれないので、以下に経緯をメモしておく…

新刊映画本〜『英国コメディ映画の黄金時代―『マダムと泥棒』を生んだイーリング撮影所』ほか

最近は、書店の映画コーナーにもほとんど立ち寄ったことがなかったので、たまにはチェックしておこうと思ってネットで調べてみた。以下、気になったものを何冊かあげておく。 『鈴木清順エッセイ・コレクション』 (ちくま文庫) 『伊丹万作エッセイ集』 (ちく…

セシル・B・デミル『破戒』

映画を見はじめたとき、デミルはすでに過去の巨匠だった。というか、わたしが生まれたときには彼はもうこの世にいなかった。テレビでときおり放映される彼の映画は、『十戒』や『サムソンとデリラ』といった聖書を題材にしたスペクタクル映画ばかりで、どう…