明るい部屋:映画についての覚書

日々の映画鑑賞と研究の記録、最新DVD情報などなど。ときどき書評めいたことも。































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評価の目安:

★★★★(大傑作、あるいは古典)
★★★(傑作、あるいは必見)
★★(見たほうがいい)
★(興味深い)

(基本的に、興味のない映画はここでは取り上げません。なので、ここで話題にしている時点で、それなりに見る価値はある作品であるといえます。)

新作DVD〜ムルナウ『フォーゲルエート城』ほか


来週、NHK BS でカール・ドライヤーの映画が3本放送されます。なあに、いつもの代わり映えのしないラインナップですよ。『怒りの日』『奇跡』『ガートルード』の3作です。暇だったら見てください。2時間を超えるものがあるので、録画モードには注意しましょう。ちなみに、アメリカで出ている『牧師の未亡人』の DVD には、あの超有名な短編『かれらはフェリーに間に合った』が同時収録されています。フェリーに間に合ったと思ったら、そこで待っていたのは死に神だったという怖い作品です。しかし、なにが怖いっていったら、これが PR 映画として作られたということですね。『牧師の未亡人』も、ドライヤーとしては珍しいコミカルな作品で、楽しめます。


塩田明彦『露出狂の女』


なんか際物っぽいタイトルがついてますけど、とてもよくできた作品ですよ。なめないでください。


マキノの後期作品がまとめて DVD に。


『九ちゃん刀を抜いて』『江戸っ子繁昌記』『雪之丞変化』『弥太郎笠』『江戸の悪太郎』

ファスビンダー『マリア・ブラウンの結婚』


ビリー・ワイルダー『地獄の英雄』


ワイルダーとしてはあまり知られていない作品だけれども、評価は高い。

サミュエル・フラー『鬼軍曹ザック』

アルベルト・カヴァルカンティ『悪魔と寵児 (ユニバーサル・セレクション2008年第1弾) 【初回生産限定】』


カヴァルカンティがこんな映画を撮っていたというのは、正直知らなかったね。20年代パリのアヴァンギャルド映画の監督といったイメージが強いのだけれど、実はブラジル生まれ(グラウベル・ローシャがカヴァルカンティにオマージュを捧げたりしているんです)。フランスから今度はロンドンに渡ると、ハリー・ワットとヴァジル・ライトによる有名な記録映画『夜間郵便』をプロデュースしたりしている。その後も様々な国移り住んで映画を撮っていたようだ。元祖無国籍監督だね。

"Nicholas Nickleby" はもちろん、ディケンズの小説の登場人物。というか、これはディケンズの原作の映画化したもの。ちなみに、レイ・ブラッドベリ「ニコラス・ニックルビーの友はわが友」という短編があります。I SING THE BODY ELECTRIC!


『地球の危機』


『ヴィム・ヴェンダース DVD-BOX 旅路の果てまで』


[「都会のアリス」「さすらい」「左利きの女」「ことの次第」「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(フィルム・テレシネ・バージョン)」の5作品が収録されたヴィム・ヴェンダース監督のDVD-BOX。初期の短編作品「ワニの家族」「島」とインタビュー映像が収録された特典ディスク付き。]

初期の短編が気になるね。『左利きの女』はヴェンダースじゃないだろ(まあ、関係者のひとりだけど)。

『ジャン・ルノワールDVD-BOX III』


「黄金の馬車」「恋多き女」「ジャン・ルノワールの小劇場」の3作品を収録

『F.W.ムルナウ コレクション フォーゲルエート城 クリティカル・エディション』


なんか粛々といった感じで、ルノワール・ラング・ムルナウのコレクションが刊行されつつあるんだけど、これって実はすごいことなんですよ。しかし、『フォーゲルエート城』(「フォーゲレート城」と覚えていたが、これは間違った読み方だったのか)まで出てしまうとは。


「すべては田園風景のなかにそびえる城のなかでおきる。ムルナウがこの映画全体を、城とその近郊を中心にすえて描いているのは、ピトレスクをねらってのことではない。城と田園風景という二つの舞台装置の対立から、この映画はそのすべての効果を引き出しているのである。」

ジャン・ドマルキ

ジョン・フォード『モホークの太鼓』


アキ・カウリスマキ『街のあかり』