ロバート・シオドマクがアメリカからヨーロッパに帰って撮った晩年の作品『Nachts, wenn der Teufel Kan』(57)のDVDがフランスで7月に発売されている。仏題は『Les SS frappent la nuit』(SSは夜に撃つ)。
実際にあった連続女性殺人事件をもとにシオドマクがフリッツ・ラングの『M』にオマージュを捧げた傑作として知られる。シオドマクはハリウッド時代に『らせん階段』というフィルム・ノワールの傑作で似たような主題を扱っているが、アメリカ時代を経た後でドイツで撮った作品がどのようなものになっているのか、是非見てみたい。