『接吻』という映画が気になっていた。昨日、『パラノイドパーク』を見にいった劇場のポスターを見て、これが万田邦敏の映画だと知る。そういえば、Film Comment に載っていた蓮實重彦のベストテンに万田の SEPPUN という作品がはいっていたことを思い出す(ローマ字と漢字はなかなか結びつかない)。激しく見たくなった。というか、小池栄子という女優が好きなんです。
『図書館戦争』
タイトルで期待したが、それほどでもなかった。『華氏451』をアクション化したアニメ。そもそも、未来に書物が危険物扱いされるというヴィジョンは、的外れだったことがほぼ明らかだ。わたしがよく利用している図書館は、平日月曜が休日だったが、この4月から火曜も休日になった(ひと月ほど返却期限をオーバーしていたので、5月になってやっとこのことに気づいた)。いまどきだれも本なんか読みゃしない。そういえば、日本の若者は世界でいちばん小説を読まないそうだ。テレビでそんな統計を見た気がする。
ミランダ・ジュライ『君とボクの虹色の世界』
あまり器用ではないが、デビュー作としては悪くない。
x02nk がやっと発売になったが、近くの販売店にはモックしかおいていない。そのモックでさえパネルの裏の見えないところにおいてあったりする。売る気があるように見えないが。
最近気になっている名前。
Karl Heinz Martin
Joseph Henabery
Monsu Desiderio
最近はごちゃごちゃ見過ぎていて、三日前になにを見たのかもよく思い出せない。
ロメールの「6つの教訓」シリーズをひさしぶりに見直していたのだった。Criterion の DVD にはうれしい特典がいっぱいはいっていて得した気分になる。たとえば、『モード家の一夜』のディスクには、ロメールがブリス・パランを撮った「パスカル」という短編がはいっている、等々。紀伊国屋から出ている DVD は70パー同じソースっぽい。
「死をはじめて想う。それを青春という」山田風太郎
チベット問題でも、大地震でも、中国はことごとく対応を間違っていると思うのだが・・・。最近、中国人が宇宙人に思えてくる。
長野を聖火が走っていた日、わたしは京都でひっそりと上映されたワン・ビンの『鳳鳴――中国の記憶』を見ていた。
この春のテレビドラマ。
『パズル』全くの期待はずれ。TRICK をつまらなくした感じ。
『CHANGE』未知数。
『ラスト・フレンズ』昼メロふう暗さ。この時間帯ではひさしぶりかも。樹里はやっぱりいい。
『猟奇的な彼女』まあまあ。
『ホカベン』出てる女優が好きなので。
『おせん』好きな女優が出てるので。
『ROOKIES』原作の漫画家は実は知り合い。大昔の話で、むこうは覚えてないと思うけど。
『HEROES』初回はつまらなかったが、だんだん盛り上がりを見せる。意外とグロです。
『4400』シーズン3。『HEROES』と同じ。コミュニズム、テロリズムにつづく新たな敵。人類のなかからあらわれる「人間以上」の存在。
カンヌ映画祭開幕。クロード・ランズマンがオープニングの挨拶をしたのには少し驚いた。
日本のマスコミの話題はもっぱら佳乃の恋人のことでもちっきり。中国のメディアを批判している場合じゃない。
気になる新刊。
マルグリッド・デュラス『戦争ノート』
戦争といえばこれも。藤崎 康『戦争の映画史 恐怖と快楽のフィルム学 (朝日選書 841)』
戦争映画といえばこれも。
キン・フー『大地兒女』
キン・フーのデビュー作。できたばかりのショウ・ブラザーズで撮られた作品。キン・フーはこのすぐあと台湾へ。最初は下町の人情喜劇ふうにはじまるが、だんだんシリアスな反日映画に。あまり知られていないが、キン・フーは最初俳優だった。この映画では、最初警察署長、ついでレジスタンスの隊長になる男の役を演じている。カンフーでも剣劇でもなく、キン・フーがキン・フーになる前の作品といった感じだが、デビュー作としては十分すぎる出来。